息子の幼稚園最後の運動会が終わりました。
かけっこは、運悪くクラスで一番速い子と2番目に速い子と3人で走ることになり(背の順で)、結果は当然ながら最下位でした(運が悪いにもほどがある)。
団体競技ではのんびりタイプの子とチームになりやっぱり最下位。
最後の運動会なのに、1つの競技も勝った達成感を味わえませんでした。
楽しければそれでよかった年少さんの時と違って、ちょっと浮かない顔をしていた息子。
そんな時、親の声かけ1つで子どもの気持ちってだいぶ変わってくると思うんですよね。落ち込んだ気持ちの処理の仕方とか、気持ちの切り替え方とか。
やっぱりここは、褒めて褒めて褒めまくるしかないです!
子どもを褒める時に気を付けていること
褒めて伸びるタイプ!子どもってみんなそうだと思います。
たとえ結果が悪くても、褒めるところはたくさんあります。
しかし、褒め方って難しい。私が褒める時に気を付けていることを紹介します。
過程を褒める
有名な実験ですが、2つのグループに分けて簡単なテストをやらせ、Aチームには「頭がいいね」と褒め、Bチームには「がんばったね」と褒めたところ、次のテストではBチームの方が成績が伸びたそうです。つまり、Aチームは守りに入ってしまい、Bチームはもっとがんばろうと思ったのですね。
このことから、なるべく結果ではなく過程を褒めるようにしています。がんばったね、練習した甲斐があったね、すごく真剣に走れたね、など。
本人に直接言わない褒め方
本人に直接言わず、夫との会話で自然に褒めるのも効果的。
私:「ねえパパ、○○の走り方すごく上手になってたよね」
夫:「うん、腕の振りがよかったね」
私:「違う子と走ってたら絶対に1番になってたよね!」
これ直接言ってたらすごくわざとらしいです。それをあえて本人に言わずに隣に自然に会話をして聞かせる、そんな変化球な褒めワザです。
息子は隣で聴いていて、まんざらでもない顔をしていました。
関係ないことも褒める
「お友達みんなと仲良しだね」
「開会式で先生の話を真剣に聞けたね」
と、競技以外のことも褒めます。
極めつけは「みんなの中で○○が一番カッコイイなー」これです。単純ですが息子はかなり喜びます。
他人を批判して褒めない
「○○君より早かったからいいじゃない」
などのように、自分の子を褒めたり励ますために他人を批判する、簡単だからつい言ってしまいがちですが、これは絶対にダメ。
子どもは真似するし、その考え方がクセになってしまいます。
誰かと比べたら自分はマシ、そんな風に考えて生きる子になってほしくありません。
親が子どもにかける言葉の重要性
よく、「黙っていても伝わる」とか「背中で語る」なんて言いますが、そんなことはない!言葉にしないと伝わりません。
そしてどんな言葉をかけるかも重要です。
私は「子どもが本当は欲しがっている お母さんの言葉」という本を読んで、親が子どもにかける言葉の怖さを知りました。
例えば、子どもが何か悪いことをした時、
「そんなことをすると、みんなに嫌われるよ」
と注意すると、子どもは
「僕はみんなに嫌われるんだ!」
と思ってしまうそうです。嫌われないように注意しようね、という意味でも、「嫌われる」それだけが残ってしまうのです。それだけ「言葉」って耳に残って心を支配してしまうんですよね。
そうやって常に言われていると、「自分はみんなに嫌われる存在なんだ」と、どんどん消極的になったり卑屈な性格になったりするそうです。
自分を振り返ってみると、やっぱり子どもの頃によく親からそうやってマイナスの言葉を掛けられていたと思います。それって自分の思考のクセになってるんですよね。
だから私は子どもにはなるべくマイナスな言葉を使わないようにしています。
最後に
ところで、運動会翌週の月曜日は振替休日でした。
後追いの激しい赤ちゃんと、「僕を見て!話しを聞いて!」と常に要求する幼児とを、1人っきりで一日中見るのはとても辛い。かなり削られました。
運動会は半日なのに、振替休日は一日中ってどういうこと?
赤ちゃん抱っこしながら応援と撮影をがんばった私には、振替休日ないの?
母にも振替休日を!
私がいつも参考にしている本