小学3・4年生から口数が少なく、反抗的な態度を取るようになった息子…。
もしや反抗期?
反抗期って中高生がなるもんじゃないの?
そう思って調べてみると、9歳・10歳から始まる「プチ反抗期」、「10歳の壁(9歳の壁)」というものがあるんですね~。
確かに、9歳から突然口数少なくなってた!
小さい頃はあんなにお喋りだったのに…(か・な・し・み~突然のIKKO)
しばらく家の中が荒れて私もイライラしっぱなしだったけど、最近ようやく落ち着いてきました(完全に元には戻らないけど)。
そんなプチ反抗期について、今まさに子どものプチ反抗期に悩まされる親御さんのためにまとめてみました。
我が家のプチ反抗期息子が落ち着いた対処法についても書いていますので、ぜひ最後までお読みください。
プチ反抗期(10歳の壁)とは?親として納得する理由
息子は小さい頃は本当に明るい子で、家でも外でもずっと機関銃のように喋り続けているような子でした。
それがいつしか口数が少なく、何かと反抗的な態度。
幼稚園の頃のママ友さんにこのことを話すと、
「まさかあの〇〇君が!」
とびっくりされくらい…。
あの頃の息子はもうどこにもいないんだよーーー!
しかし「プチ反抗期」「10歳の壁」、これは子どもの成長なんです。
喜んでいいことなんです。
じゃあなんでこんな風に嫌な態度になってしまうのか、調べてみました。
内面的な変化(=成長した)
幼少期から思春期に移行する時期に起こる内面的な変化のこと。子どもは平均して10歳前後に、いもむしからちょうちょに変わるくらい、全く別の生きものに変態するんです。
起こるべくして起こること、といったところでしょうか?
決して親の育て方が悪かったからとか、何か親に原因があるわけじゃなさそうです。
他者と比較して劣等感を感じる(=客観視できるようになった)
10歳ごろになると「他者意識」が発達し、他人との比較を通じて自分を認識するようになるため、子どもの自己評価や自尊心が低下してしまうのだそう。
低学年頃までの子に特有の「万能感(自分はなんでもできる、自分が世界の中心という見方)」が消え、友だちと自分を比較して、自分にはこれができない…という劣等感を持つようになる時期でもあります。
これも成長したからこそ、客観的に冷静に自分を見れるようになった結果。
「がんばって勉強して大きくなったら宇宙飛行士になろうね~」なんて子供だましで現実的じゃないってもうバレちゃってるってワケです。
子どもの世界を作る「ギャングエイジ」(=親に秘密が増える)
この年頃の子は「ギャングエイジ」とも呼ばれるように、親よりも、友だちと一緒に遊んだり行動したがるようになります。
親に学校であったことや、友人のことを話さなくなるのは、正にこの「ギャングエイジ」からくるものだと思います。
友人の前の自分と、家族の前の自分と、乖離してしまってるんでしょうね。
プチ反抗期(10歳の壁)、我が家の対処法
プチ反抗期で我が家の息子がどうなったかというと…。
- ちょっとしたことでキレる
- 1人で部屋にこもる
- どうせ僕なんて…と何かにつけて言う
- いつも仏頂面
- 学校であったことや友達のことを聞こうとするとキレる
ちょっと前までは天使のようだったわが子が、あぁ…。
そのたびに私も怒りが沸いて大爆発!余計に息子を怒らせてしまう結果に。
保護者面談で担任の先生にこのことを相談してみると、
「信じられない!〇〇君は学校ではいつも明るく友達ともよく遊んでますよ。」
とのことで、こっちが信じられないよ!
そして先生に慰められました。
「学校ではいい子、家で態度が悪い、のはいい傾向ですよ。外で頑張ってるってことですから」
この言葉に私は「なるほど!」と思い、プチ反抗期息子と戦うのを止め、寄り添う方向に決めました。
そしてプ、チ反抗期に親はどう対応したらいいのかを調べてみました。
「10歳の壁」「9歳の壁」「小4の壁」とは? 子どもの発達段階を意識した4つの対処法
こちら↑のページでは対策として4つのことが提案されていました。
- ほめて自信をつけさせる
- 家事を手伝わせる
- 本を読むよう仕向ける
- 体験活動をさせる
えっと…。
どれも出来ません!
プチ反抗期はそもそも親の言うことを聞かないですから、上の4つどれも出来るわけないじゃないですか!
こういう専門家の書いた記事って、机上の空論的なこと多いですよね…。
というわけで、ブログやTwitterから情報を拾って、我が家が実際に試してよかった「プチ反抗期の対処法についてご紹介します。
ゲームの制限をゆるくする
まず一番効果があったことから。
プチ反抗期は自立へ段々向かっている途中。親からコントロールされることを嫌います。
そう思って、それまでのゲーム制限ルールをかなりゆるくしました。
具体的には
- 宿題やるまでゲームだめ⇒ゲーム先もアリ
- 1日30分⇒1日3時間(勉強したらもっと延長もアリ)
- 休日は(場合によって)無制限
こんな感じです。
のめりこみやすい性格なので全くの無制限にはしませんでした。
今までの常にイライラしていた感じが無くなりました。
ゲームは友達との交流ツールでもあり、そこを親が立ち入ることがイラたちに繋がっているんでしょうね。
学校のことや友達のことを詮索しない
「学校はどう?」「お友達はどんな子?」
そう聞いて、どうせ息子の機嫌が悪くなるのはわかっているのだから、もうそのことを聞くのは一切NGにしました!
あれこれとやかく言わない
「これやってみる?」
良かれと思ってつい、口を出してしまいます。
昔だったら「やってみる!」とすぐ乗ってきたのですが、今では渋い顔…。
親としては「いろいろな選択肢を与えたい」ただそれだけなのに、その提案されること自体にストレスを感じるようでした。
もう自分がやりたいことは自分で選択する年齢なんです。
なので、本人がやりたいと言ったこと以外、こちらからはもう何も提案しません!
ダメな母親でいる
いや、元々私はダメな母親ですけれど…(笑)。
立派な親というのは息が詰まるもの。それが自立を阻むこともあるそう。
こんな私でも、子どもから見たら「毎日早起きして料理、洗濯、なんでも出来る」と映るみたい(たいていの大人はそれやってるからね…、しかもみんなはこれに加えて会社勤めもしてるしね…)。
だから敢えてダメな母親を演じます。
昼寝してダラダラ過ごしたり、子どもの宿題が全然解けなかったり…。
(いや、これは演じてないか💦)
「お母さんは僕がしっかりしてなきゃダメなんだ」そう思わせるんです。
ちょっと抜けてるお母さんの子どもって、しっかりしてるイメージありません?
まとめ・プチ反抗期は自立の第一歩、あとは時が過ぎるのを待つ…
プチ反抗期の対処法、我が家の場合をご紹介しました。
- ゲームの制限をゆるく
- 学校や友達のことを詮索しない
- あれこれとやかく言わない
- ダメな母親でいる(完璧な母親は息が詰まる)
以上のことを実践して、本当に子どもの態度が今までのツンケンから柔らかくなりました。
ぜひ一度試してみて下さい!
そしてなんだかんだ思うのは、「時間が過ぎるのを待つしかない」、これです。
プチ反抗期は時間が解決してくれる。いや、時間が経たなきゃ解決しない問題なんだと思います。
親が出来るのは、この時期をいかに平穏に過ごすか。
下手に口出しして悪化して長引かせるよりも、当たらず触らずでやり過ごすのが賢いやり方なのかなと。
プチ反抗期真っただ中の皆さん、一緒にやり過ごして乗り越えましょう!