「オシャレにはなりたいけれど、服のコーディネートで悩む時間は減らしたい」、そんな私にズキューンときたタイトルの本がありました。
「クローゼットは3色でいい」←なんて単純明快なタイトル!
この本、ファッション本には珍しくAmazonのレビューがとても評価高いんですよ。気になって読んでみましたが、確かにレビューに書いてあった通り、理論的で他のファッション本とは一味違うなと思いました。
この本の内容と、読んだ後に私が買い足したアイテムと新たに考えたコーディネートについて紹介します。
「クローゼットは3色でいい」の内容
この本の著者はパーソナルスタイリストであり整理収納アドバイザーでもある杉山律子さん。著者のブログはこちらです。
▶杉山律子 official blog「クローゼットは3色でいい」Powered by Ameba
「オシャレに見えるコツは3色以内でコーディネートすること。自分に似合う3色を決めて、ワードローブもその3色で揃えればコーディネートがしやすくなりますよ」、というのがこの本の要旨です。
3色というのは、ベースカラーである以下の7色の中から決めます。
- 白
- 黒
- ネイビー
- グレー
- ベージュ
- カーキ
- トープ(ベージュとカーキの中間のような色)
まずは誰にでも似合う白、それに黒かネイビーの似合う方どちらか、そして残りの中から1色、というように選びます。
この3色でのコーディネートに慣れたら、ステップアップしてアクセントカラーを取り入れてコーディネートを広げていきます。ファッション初心者はいきなり柄物や派手な流行色に飛びつきがちだけど、まずは基本を押さえてそれからステップアップしましょう、ということです。
他に、読んでなるほどと思った点を挙げておくと、
- コーディネートのどこかに「白」を取り入れるとあか抜ける
- 背が低い人のボトムスはロング丈がおすすめ
- ボーダーよりもギンガムチェック
- 年齢と共に襟ぐりは深く
などなど。なかなか具体的でしょ?論理的なアドバイスが参考になりました。
「クローゼットは3色でいい」反省編!
全然3色じゃない!
この本の通りに実践してみようと、まずは現在よく着ているコーディネートを引っ張り出してみました。
ベージュのスヌード、黒のセーター、カーキのコート、ブルーのデニム、グレーの靴…。
バラバラやないかーい!
見事に3色以上使っていましたね…(5色も使ってました)。
なるほど、私がオシャレじゃないのがハッキリしたわ(威張ることではない)。
まずは基本の3色を決めようと、私は「白・ネイビー・グレー」にしました。いきなりワードローブを総入れ替えすることは難しいので、これから徐々に買い替えていきたいと思います。
「白」を使っていない!
もう1つ気付いたのが、「白」を全く使っていないということ!
「白」は一気にあか抜ける色、コーディネートに絶対に取り入れるべきとこの本に書かれているんですね。
また、本の最初の方に、「自分がお洒落だなと思うコーディネートをスクラップして、まずは真似るといい」と書いてあり、インスタグラムで気に入ったコーディネートをいくつか集めてみたのですが、見事にどれも「白」を使ったコーディネートでした。
確かに「白」は全体が明るくなって簡単にオシャレに見えます。これからは「白」を積極的にコーディネートに取り入れようと思いました。
「クローゼットは3色でいい」実践編!
買い足しアイテム
上の反省を踏まえ私が買い足したのは、白いセーターと白いスニーカーです。
特に「白いスニーカーはマストアイテム」と書いてあったので、最初に吟味して探しました。
アディダスのスニーカー、スタンスミスの珍しい色グレーです。
ただの真っ白なスニーカーだと運動靴みたくなってしまいそうなので、サイドにさり気ないゴールドのロゴ、合わせやすいグレー、と理想のスニーカーに出会えました。
新しく考えたコーディネート
買い足しアイテムをメインに、新しいコーディネートを考えてみました。
5色使っていた上の失敗コーディネートに、トップスと靴を白に替え、バッグも白ベースのカーキのバッグで色が増えないようにしてみました。
全体的に明るくスッキリとし、少しはあか抜けたんじゃないでしょうか?
コーディネートは3色、確かに!
もう1パターンコーディネートを作ってみました。
中を白と淡いグレーで揃え縦長効果を狙ったつもりです。これだけだと寂しいのでロゴバッグを持たせてみました(ロゴバッグも本でおすすめされているアイテムです)。
3色でのコーディネートを実際に作ってみて思ったのは、「よーく考えないとただの地味」になるということ。
小物で計算しつくさないと3色でオシャレに見せるのはかなり難しいです。
かといって、安易に柄物とか派手色ゴテゴテ組み合わせたらやっぱり「それなりだけどなんかダサイ」からは抜け出せないでしょう。
一度コーディネートを決めちゃえばいいと思うので、早く自分の3色ベストコーディネートを何パターンか作りたいなと思いました。
まとめ
他にはない、具体的で実践的なアドバイスがあるファッション本でした。ここまで心動かされることってなかなかないです。
「何を買ったらいいかわからない」「手持ちの服を組み合わせてもイマイチおしゃれにならない」
そんな私のようなファッション迷子さんにおすすめです。