下の娘のことですが、生後6か月くらいから黒目の位置がおかしく、もしかして斜視かも?と気になっていました。
1歳を過ぎた頃に病院(小児眼科)を受診し、現在治療3ヶ月過ぎました。
「もしかしてうちの赤ちゃん斜視かも?」という方の参考になればと思い、病院での検査内容や、治療の方法、医師から聞いた斜視の原因、今後の治療方針など、ブログに書き留めておきたいと思います。
娘の斜視の症状
斜視には、黒目が内側にズレる「内斜視」や、外側にズレる「外斜視」など種類があります。
しかし、娘の場合はちょっと特殊です。
正面を向いている時は正常。しかし顔は正面で目だけ横を向いた時に、左目の黒目が内側に入り過ぎてほぼ白目になってしまうんです。
小児科か、眼科か、どっち?
病院に行こうと思った時に、まずは小児科に行くか、それとも眼科がいいのか、迷いました。
それで調べたところ、目の病気は眼科に行った方がいいそうです。小児科だと病気を見落とされる恐れがあります。
そして眼科に行きましたが、結局、「赤ちゃんは視力測定が普通の眼科ではできないので、小児眼科に行ってください」と言われ、紹介状を書いてもらい、小児眼科に行くことになりました。
これから病院へ行く方は、最初から小児眼科に行くことをおすすめします。
(しかし大学病院の場合は紹介状がないと受信できなかったりするので、まずは近くの眼科に行くのも手だと思います)
事前に準備してよかったもの
- 症状がわかる写真
お医者さんの前ではぐずって症状が見せられないかも?と思い、事前に斜視になった状態をスマホで撮影しておきました。実際、診察室では思った通りぐずぐずで、説明するのに写真が役立ちました。
検査の内容
まずは簡単な視力検査をしました。赤ちゃんの視力検査ってどうやるの?と疑問でしたが、以下の3つの検査をしていました。
- 縞々が左右どちらかに書かれたボードを見る(視力測定?)
- レンズを覗いて画像を見る(ピント?)
- チカチカ光る機械を見る(眼球の撮影?)
それぞれの検査で何を測っているのかはわかりませんが、おおよそカッコ内のことをしてるのだろうと思います。
次にもっと詳しく検査をするからということで、目(瞳孔?)を開かせるための目薬をさしました。この目薬が、1回点眼して5分待ち、また2回目点眼し今度は1時間待つ、というとても時間がかかるもので、しかもなかなか思ったように目が開かなかったらしく、やり直しもしたのでこの日の診察は全部で半日かかってしまいました。
なので、初回の診察はかなり時間がかかることを覚悟して行った方がいいです。
結局時間がかかり過ぎていつもお昼寝してる時間になってしまい、超不機嫌で検査にならず、結局、娘はベッドにグルグル巻きに拘束されて検査を受ける、という悲惨な状態に。「親御さんは外でお待ちください」と部屋を出されてしまったので(親には見せられない?)、どんな検査をしたかはわかりませんでした。
その間、10分以上ずっと泣き叫び声が聞こえていました。頑固者です(ーー;
診察の結果
医師から言われたことはざっとこんな感じでした。
- 確かに左目に斜視の症状がある
- それに加えて左目に近視と乱視がある
- 右目は正常
- 斜視よりも近視の治療を優先した方がいい
- 眼鏡をかけて治療する
斜視を治すつもりで受診したのに、いきなり近視の話をされて、私の頭は混乱しました!
近視というのは、近くのものが見えて遠くのものがぼやけて見えにくい状態です。赤ちゃんなのに近視って・・・、かなりショックです。
医師に質問したことをまとめます。
斜視、近視の原因は?
どちらも原因ははっきりとわかってない。遺伝性の場合もある(夫も私の家系も斜視や生まれつき近視の人はいません)。
斜視は治る?
眼鏡をかけて自然と治る人もいるし、治らない人もいる。手術で治す場合もある。
斜視だから近視?それとも近視だから斜視?
どちらとも言えないし、どちらともの可能性もある。
手術をするなら?
手術をしてもまた斜視が復活することがよくあるので、あまり勧めない(赤ちゃんの時はという意味だったかも)。もし手術をするなら小学校にあがる前の時期にする。
眼鏡はいつまでかける?
すぐに眼鏡がいらなくなる人もいるし、ずっとかけないといけない人もいる。
治療の方法
近視の治療は眼鏡をかけることです。
近視や弱視など視力の病気は、6歳ぐらいまでにピントの合ったきれいな映像をたくさん見せることで、視力が育つんだそうです。だから早めに眼鏡をかけることが重要。
娘の場合は、右目は度数なし、左目は度数の入ったレンズの眼鏡です。
今は右目がハッキリ見え、左はボヤけて見える。そうすると右目しか使わなくなり、左目の視力はどんどん悪くなり、斜視も進むそうです。眼鏡をかけることで、左目を使うようになります。
公園にも眼鏡をかけて行っています。
治療の経過
1か月目
まずは眼鏡をかけさせました。最初は苦戦しましたが、なんとかかけれるようになりました。
2か月目
アイパッチ(目を覆うシール)での治療を開始しました。アイパッチで見えてる方の目を隠し、視力が悪い方の目で見る訓練です。1日2時間が目標。
3か月目
3カ月経って、再び病院で視力を測りました。両目が同じ視力になり、メガネとアイパッチの効果が出ていました!こんなに早く成果が出るとは!
よくがんばった、娘と私!
でもこれでまた眼鏡を止めてしまうと、また左目の視力が落ちてしまう恐れがあるので、これからも眼鏡はかけ続けます。アイパッチは1日1時間でよくなりました。
気になったら早く病院へ!
ネットで「赤ちゃん 斜視」で検索すると、「赤ちゃんが鼻が低いから寄り目になりやすい、成長すると自然と治る場合もある」と書いてあるサイトが結構あります。
▶赤ちゃんの斜視の原因・症状は?検査や手術は必要?内斜視は治る? - こそだてハック
▶赤ちゃんの寄り目、斜視について知っておきたいこと | アカイク
娘もそれなんじゃないかと、期待して病院へ行ったのですが、まさかの本当に斜視、そして近視。
「ネットに書いてあることは信ぴょう性が薄いので信じない、それよりも病院へ行くべし」とはわかっていても、自分にとって都合のいいことが書いてあると、つい信じてしまいます。
あの時、「ネットに治るって書いてあるから病院行かなくていっかー」とせずに病院へ行って良かったです。
子どもの視力の病気は、治療が早ければ早いほど有利です。気になったらまずは病院へ!取り越し苦労だったなら、それはそれで安心できます。
前向きに考えて治療を続けるしかない!
女の子だから、やっぱり見た目が気になります。斜視は顔の印象の一番大事な目に起こる症状なので、治るのか、治らなかったら手術をするのか、将来が心配です。
でも、斜視のおかげで近視がわかりました。子どもの視力が悪いなんて、親でもなかなか気付けないし、気づくのが遅いとそれだけ治療に不利です。
斜視のおかげで早めに治療が出来て、逆にラッキー!と前向きに考え、これからも治療を続けたいと思います!
この記事がお子さんが斜視かも?と悩む人の参考になれば幸いです。