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「私の穴がうまらない」のネタバレ有りあらすじと感想。ほろ苦くリアルな結末…

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「私の穴がうまらない」という漫画がKindle Unlimitedで無料で読めたので読んでみました。

この漫画は当初、雑誌「レタスクラブ」で連載されていて、結末は単行本へ!という形だったので、気になっていたんですよねー。

レタスクラブは毎月電子書籍で読んでるんですけど、この連載が始まった時はド肝を抜かれましよー!

だって主婦向け料理雑誌の連載でテーマが「セックスレス」

しかもこのタイトル!!!

「心の穴」ともかかってて、うまいタイトルですよね~。

結末までのネタバレ有りのあらすじと、感想を書きました。

「私の穴がうまらない」のあらすじ

登場人物

  • 中井ハルヒ(主人公)・・・フリーの編集者。42歳
  • 中井マサル・・・ハルヒの。気が利かなくて鈍感
  • 中井アラタ・・・ハルヒとマサルの中2の
  • 月島ヒカリ・・・ハルヒの同僚で友人。恋愛至上主義で年下の恋人がいる。
  • 森下ミヤコ・・・ハルヒの勤務先のアルバイト。結婚当初に夫に浮気されたことがずっと許せない

言えない妻と、鈍感でめんどくさがりの夫

フリーの編集者をしているハルヒは、夫と数年来のセックスレスであることを悩んでいる。

悩むがゆえに、夫の顔を見るのも嫌。どうせ求められないなら目の前にいないで欲しい。期待したくない方がラク。

一方、夫のマサルは仕事が充実し、飲み屋で一人時間を満喫している。酔った女性に絡まれ「うちの夫はレスなんです」と言われるが、自分の妻は何も文句を言ってこないから大丈夫だろうと考える。

同僚で友人のヒカリに悩みを見抜かれて、「離婚すれば?」と言われるが、レス以外不満がないのに離婚なんて無理だと思うハルヒ。

恋愛至上主義のヒカリはそれが信じられない。パートナーとずっと恋愛していたいから結婚したくない、とハルヒ夫婦の話しを聞いて思うヒカリ。

でも歳をとるとそうもいかないな…と思い悩む。

アルバイトのミヤコは結婚して2週間で夫に浮気され、それ以来ずっと触られるのも拒んでいる。

だったら離婚すれば?とハルヒに言われ、

「それじゃアイツが自由になっちゃう。それじゃ私の気が済まない」

と答えるミヤコ。

レス解消チャンス?!から一転して…

娘のアラタが塾の合宿に出掛け、思いがけず2人きりになり、温泉に泊まりで行くことになったハルヒ夫婦。

ハルヒはセックスレス解消を期待するが、思いがけず夫に言われる。

「オレ、できなくなちゃった」

できない?したくないじゃなくて?聞いたら絶望してしまいそうで聞き返せなかった。

勇気を出して誘ったのに勝手に閉店宣言された気分…。

突然の転勤、ついて行く?行かない?

夫のマサルから突然、九州に転勤が決まりそうだと打ち明けられるハルヒ。

家族なら当然ついてくるものだと考えるマサル。

友達と別れたくなくて泣き出すアラタ。

自分の仕事、そして娘の気持ちを考えるハルヒ。

実はマサルは、子どもの頃に父親が単身赴任をし、母親が寂しさから自分にベッタリになったのが嫌で、単身赴任はしない方がいいと考えている(でもそのことはハルヒには伝えてない)。

単身赴任中の先輩に「家族でよく話し合った方がいい」とアドバイスされる。

話し合いが苦手な理由…

「話し合う、か…」そう言われてアラタがまだ赤ちゃんだった頃のことを思い浮かべる。

育児を手伝おうとしたら、「私ばっかり損してる!あなたには何も期待しない」とハルヒに言われたこと。

自分の存在を全否定され、あれがきっかけで夫婦で話し合うことが苦手になったんだよなぁと思いだす。

一方のハルヒ、今までの実績が認められて大きな仕事を任せられることになる。転勤に付いて行くならその仕事はできない。ヒカリから引き止められる。

娘のアラタも中学受験に失敗して落ち込んでいたがいい友達が出来て、一緒に行きたい目標の高校が出来たところだ。

数日後、とうとう転勤が決まったと夫から言われる。

単身赴任を提案するハルヒ。

「俺ばっかり我慢かよ」

という夫の言葉に、

「俺ばっかり?我慢?」

と切れるハルヒ。

いつも夫に合わせて生活してきた。食事の好みも、セックスレスも。

「もう10年以上夫婦らしいことしてないしね!」

と最悪のタイミングで言ってしまう。

それぞれの結末が訪れる…

ミヤコは離婚した。

ミヤコの態度についに夫が怒り、実家に帰って離婚を突きつけられてしまったのだった。

「離婚するつもりはなかった。ただ私の苦しみを知って欲しかった…」と後悔するミヤコ。

ヒカリは年下の彼氏と別れた。

年齢的に(?)出来なくなったヒカリは、ココロとカラダの両方が満たされない、茶飲み友達にはなりたくない、という理由から別れを選択した。

もう恋愛は卒業した、というヒカリ。

ハルヒ夫婦はというと、結局夫のマサルは単身赴任することになった。夫のいない生活は意外と快適。

ある日、偶然知り合った単身赴任中のサラリーマンに誘われ、カフェで愚痴を聞いてもらう。

帰り際、遠回りして帰りましょうと誘われるが…。

やっぱり「夫に」愛されたい

次の日、寝坊するハルヒ。

実はあの後、男にホテルに誘われて逃げて帰ってきたのだった。

知らない男に隙を見せた自分の甘さを反省し、やっぱり誰でもいいんじゃない、夫としたいんだ、と思い直すハルヒ。

アラタの同級生の母親に赤ちゃんが生まれ、一緒に見に行くハルヒとアラタ。

赤ちゃんを見ていると、初めての育児にいっぱいいっぱいで夫に当たり散らしていたことを思い出す。

言いたいことを言わずに我慢して、自分ばかり損している!と、夫とわかり合おうとしてこなかったことを反省する。

1人で夫に会いに行くことを決意するハルヒ。

ベッドで寝るハルヒと、寝袋で寝る夫のマサル。

「お前さー、今日できなかったら別れるつもりできたんだろ」

と夫に言われビクっとなるハルヒ。

「何もしなくてもいい夫婦だと思ってた。でもお前は違うんだろ?」

そう夫に言われ、思わず夫に抱き着く。

ずっと、こうしたかった。

辛かったのは「私は寂しい」っ言えなかったことなんだなー、と振り返って感じるハルヒ。

セックスレスはそのままだけど、それから付き物が取れたように軽くなった。

夫はEDの病院へ行ってみようかなと言ってくれた。その変化がうれしいハルヒであった。 

「私の穴がうまらない」の感想

テーマが秀逸!

セックスレスって、いくら親しくても友達に相談しずらいですよね。

よくぞこれを漫画にしてくれた!と思いました。

主人公のハルヒ夫婦以外に、

  • 恋愛を楽しむアラフォー独身女性
  • 浮気されて自分が拒む側の新婚女性
  • 思春期の娘と、その友達

と、いろいろな立場の人物が登場するので、必ず誰かに感情移入して読めるんじゃないかなと思います。

特に、娘の友達の男の子(出産でお母さんが亡くなってしまった)がいい味出してましたねぇ。

いろんな人がいて、いろんな考え方があって、それぞれの選択がある。答えが1つじゃないってところがよかったです。

心に響くフレーズがたくさん

この作品は随所に『心の中でもやもやしてたけどそう!それが言いたかった!』と思うセリフやフレーズが散りばめられています。

「睡眠欲や食欲はいろんなバリエーションで満たすことができるけど、性欲だけは手持ちの駒(夫)でしか満たすことが出来ない」

確かに~。

「何もかもすっとばして穏やかな老後にワープできると思ってんの?『今』を大切にしてくれない人とそんな老後を?」

そうそう!それそれ!

なーんて、なかなか言語化できなかった言葉が綴られているので楽しいです。 

そして結末は、自分で抱えちゃう妻と、鈍感な夫がそれぞれお互いを思いやり、距離が縮まるのですが…。

恋愛期間中は「言わなくてもわかる」が心地いいんだけど、夫婦を長くやってるとそうもいかなくなるんですよねぇ。

あらすじではかなり割愛しましたが、漫画本文は細かいギャグや笑わせどころ、共感ポイントがあって、軽くスラスラ読めます。

ハルヒの母親(ハルヒに結婚の呪いの言葉をかける)や夫マサルの母親(息子ベッタリ)なども登場し、主人公たちの性格や行動の背景も語られるので、より深く読みたい方はぜひ書籍を読むことをおすすめします!

この作品は、なんと今ならKindle Unlimitedで無料で読めます!( ゚д゚)

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