少し前に年金が2,000万円足りないという、いわゆる”年金2000万円問題”が話題になりましたね。
2,000万円
って数字に
ドキッ!(+_+)
とさせられた人も多いのではないでしょうか?
もちろん私もその一人です。
でもね、こうやって将来が不安になってる時って、「インチキ儲け話」とか「トンデモ投資話」に引っかかりやすいんですよ!
怖いですねー、怖いですよー。
そこで!そんなインチキ話しに引っかからないためにも、これをいい機会にと我が家が将来もらえる年金額を調べてみました。
会社員夫と、約10年働いてその後専業主婦の40代夫婦です。同じ境遇の夫婦の参考になれば!
「年金2000万円問題」をざっくりおさらい!
まずは年金2000万円問題について軽くおさらいしておきたいと思います。
金融庁のレポートで、「夫65歳・妻60歳の夫婦をモデルケースとして貰える年金額と老後の生活費を計算したところ、年金以外に2000万円が必要である(年金だけでは2000万円足りない)」ということが報告されました。
これをもう少し詳しく見ていくと、
<毎月の収支>
年金額:夫婦合わせて21万円
生活費:26万円
収支:26万円-21万円= 毎月5万円の赤字
<老後(95歳までの30年間)に必要な額>
5万円(毎月の赤字) × 12ヶ月 × 30年 = 1,800万円 ⇒ 約2,000万円
年金だけだと月5万円足りないから、それを95歳まで計算するとトータルで2,000万円が足りない、ということだったんですね。
2000万円って聞くと「無理!」って思いますが、月5万円ならなんとかなりそうだと思いませんか?
そして、
- そもそも95歳まで生きられるの?
- 貰える年金額ってみんなこの額なの?
- っていうか、老後の生活費もっと抑えられるんじゃない?
と疑問が浮かびます。
(マスコミが煽り過ぎだとか、野党が自民党を突っつくための材料にして大げさに問題にしてるだけだとか、後からそんな論調の記事もありました)
あくまでこれはモデルケースなので、自分が貰える年金と、老後の生活費は、それぞれ自分で計算した方がいいですね。
そもそも、20歳から60歳の40年間年金を数万円払っただけで、老後の生活費を死ぬまで面倒見ろ!って怒る方がおかしい。
やっぱり自分で備えないとですね!
40代夫婦が貰える年金額、我が家の場合
老後資金がいくら必要なのか、いくら足りないのかを考えるためには、まず貰える年金額を確認しておく必要があります。
40代夫婦(夫:大学卒業後ずっと正社員、妻:約10年働いて(正社員&派遣)その後10年専業主婦)の我が家の、貰える年金額を調べてみました。
貰える年金額の調べ方
将来貰える年金額は、「ねんきんネット」というサイトにユーザー登録すると、60歳まで現在の職業で年金を払った場合の計算をしてくれます。
「ねんきんネット」は日本年金機構(政府)のサイトなので、これまで払った年金の記録も正確にわかり、ぜひ登録することをおすすめします。
ねんきんネットの詳しい使い方はこちら↓の記事にまとめました。
※注意:ちなみに、「ねんきん定期便」に「加入実績に応じた年金額」という記載がありますが、あれは今まで払った分から計算した年金額で、これから60歳まで払う分は含まれていないので、勘違いされないようにお気を付けください。
40代夫婦の年金額
「ねんきんネット」の「かんたん試算」というメニューを利用しました。
それではいよいよ結果を発表します!
夫:150,186円
妻:76,661円
合計:226,847円
でした!
2000万円問題でモデルケースになっている夫婦とそんなに変わらなかったですね。ほっ。
でもやっぱり、モデルケースの生活費26万円には足りません。っていうか、本当に26万必要かな?
老後に足りない金額
老後の生活費も、ざっくりですが計算してみたいと思います。
我が家の現在の生活費(大人2人、小学生1人、幼稚園生1人)は、だいたい月25万円です(旅行や家電の買い替えなど特別費は除く)。
ここから、
- 住宅ローン(払い終わってる予定)
- 子どもの学費
- 子どもの食費
は抜いてよくなります。逆に、
- 医療費
- 交通費(車の運転が出来なくなった場合)
は今より高くかかってきますよね。
ざっくり差し引きして月20万円くらいでやっていけるんじゃないかと…。そしたらまぁまぁ年金で足ります。
しかし、問題なのは突発的に必要になるお金です。
親の介護や医療費も負担しなくちゃならないかもしれないし、家のリフォームだってあるかもだし…。
それ以外にも、子どもや孫が結婚したらお祝い金くらい出したいし…。
うーん、今考えてもわからん!
まとめ:年金2000万円問題は今から準備する!
2000万円かどうかはわからないけど、とにかく老後にお金が必要なことは確かです。
そのためにはやっぱり、節約。お金を貯めるしかないです。
我が家はただ貯金するのではなく、つみたてNISAやiDecoで積立投資をしています。
投資っていうと難しく感じるかもしれませんが、大丈夫です。私だって経済のことはチンプンカンプンですから(/・ω・)/
それでもちょこっとだけ利益が出ています。ほとんど金利の付かない銀行の普通預金に入れておくよりも、だいぶマシです。
あ、もちろん全額投資しているわけではありません。投資は全体のほんのちょこっと。多くは銀行です。銀行口座の分け方はこちらの記事にまとめています。