視力や斜視を治すため、1歳から矯正眼鏡をかけることになった娘。今ではすっかり慣れましたが、初めて眼鏡をかけさせる時は、とても、とーっても、苦労しました。
だってね、会話が通じないじゃないですか。3歳ぐらいなら「お目目が良くなるために眼鏡かけようね」で通じるけど、赤ちゃんですからそんな高度な会話できません。
ではどうやって赤ちゃんが眼鏡を嫌がらずかけるようになったかというと、少しずつ、少しずーつ、眼鏡に慣れさせました。今回の記事ではその、赤ちゃんに眼鏡をかけさせるコツを紹介したいと思います。
これから赤ちゃんに眼鏡をかけさせようとしている人の参考にされば幸いです。
親も眼鏡をかける
まずは「眼鏡をかけることが当たり前」になるように、私も眼鏡にしました。元々コンタクトレンズと眼鏡を併用していたので、コンタクトレンズを止めただけですが。
目が悪くない人でも伊達眼鏡を購入して、「ママと同じだよ」ってしてあげた方がいいかなと思います。
ただ机の上に眼鏡を置く
娘は眼鏡に対してとにかく拒否反応を示していました。触るのも嫌!って感じ。眼科の帰りに眼鏡屋さんに行ったのがマズかったのだと思います^^;
眼鏡をかけさせる前に、まずは眼鏡を触れるようになろうと、ただただ机の上に眼鏡を置いて、「どうぞご自由に」状態にしておきました。
2、3日するとやはり「何だろうこれ?触ってみようかな」と娘が手を出すようになりました。これはチャンス!
結局、無理やり眼鏡をかけさせちゃう!
眼鏡を触れるようになったので、いよいよ眼鏡の装着の練習開始しました。
「眼鏡かけようねー」と声をかけながら眼鏡をはめようとしても、眼鏡がちゃんと目の位置に届く前にポイッと外されてしまいました。
なので結局、腕を押さえつけて無理やり眼鏡を装着させました。嫌がらずに眼鏡をかけさせるつもりだったんだけど、・・・結局こうするしかなかったです^^ゞ
そうでもしないと、いつまで経っても眼鏡をかけられる気配はしませんでした。
装着直後にテレビを見せ、眼鏡を忘れさせる
眼鏡を無理やりかけさせた後は、抱っこして腕を押さえつけながら、お気に入りのテレビやDVDを見せました。
こうすることによって、眼鏡の存在を忘れてやがて腕を離しても眼鏡をかけたまま過ごせるようになりました。これを繰り返すと眼鏡をかける長さがだんだん長くなっていくので、このやり方はおすすめです。
鏡を見て、「ママと一緒」
眼鏡をかえていても自分で外さなくなったら、抱っこして鏡を見せて、「ママと一緒の眼鏡だね。かわいいね。」と声掛けします。
子どもって「ママと一緒」をすごく喜ぶから、とても効果があると思います。
眼鏡を装着するときのコツ
赤ちゃんに眼鏡をかけさせる時、ちょっとコツがいるので紹介します。
これが娘の眼鏡、かわいいピンクです。
- 赤ちゃん用の眼鏡はたいてい、後ろにバンドが付いています。そのバンドをゆるめの長さに調節しておきます。
- まずは眼鏡の鼻当て部分を鼻に当て、その後、耳かけとバンドをグイっと下げて付けます。
- その後、バンドの長さをちょうど頭に固定できるぐらいに調節し直します。この時、あまり頭位ぴったりにすると圧迫感があるので、眼鏡がずり下がらない程度にゆる目にした方がいいです。
私は最初、バンドを初めから頭位ぴったりにしてしまっていました。そうすると、眼鏡を目にかける前の段階で頭がつっかえてしまい、かなり娘に嫌がられました。眼鏡を付ける前はバンドをゆる目、付けた後に調節、これでだいぶ眼鏡をかけさせやすくなりました。
眼鏡を長時間かけさせるには?
眼鏡をかけることを嫌がらなくなってからも、やっぱり目を離した隙に眼鏡を取っちゃうことが多いです。
それで気づいたんですが、家の中で過ごすよりも、公園や子育て支援センターで遊んでいる時の方が、長時間眼鏡をかけたままでいてくれます。
代り映えのない家の中よりも、刺激的な物がたくさんある外の方が、眼鏡の存在を忘れるんでしょうね。なのでなるべく外出するようにしています。
おもちゃの車に乗ってはしゃいでいます。
眼鏡の外出で気を付けたい事
眼鏡をかけて外出すると、ヒヤッとさせられることが何度かありました。
特にベビーカーに要注意!後ろから押していると顔が全く見えないので、知らないうちに眼鏡を外してポイッと捨てられてしまいます。
ある時、公園をベビーカーで散歩していたら、気づいた時には眼鏡がない!どこにもない!来た道を戻ったら、道にポツンと眼鏡が落ちていてびっくり!なーんてことがありました。
赤ちゃん用の眼鏡の価格は、1つ2万円くらいします。1つ目は補助金が出ますが、1年に1個までなので、もしこれで失くしていたら丸々自腹となるところでした。ふー。
赤ちゃんが眼鏡をかけていると、「かわいそう」と思われる?
眼鏡をかけさせることになった当初気になったのは、眼鏡をかけていることで特異な目で見られないかということ。
眼鏡をかけた状態で出かけることが、少し怖かったです。でも、眼鏡はなるべく常にかけていないと意味がないので、恐る恐る眼鏡をかけさせたまま、出かけてみました。
そうしたら全くその心配はなく、みんな受け入れてくれました。「眼鏡をかけてかわいそう」なんて言うのは自分の親ぐらいなものでした(笑)。
事情を知ってるママ友さんは気を使って必要以上に「眼鏡かわいい!似合ってる!」と娘を褒めてくれて、事情を知らない人も何も聞かずに「かわいいね」と言ってくれ、みんな優しすぎ!
子ども同士のことも心配だったのですが、子どもってまず「赤ちゃんが眼鏡をかけるのが変」という概念がないらしく、眼鏡でからかわれることもありませんでした。
逆に眼鏡がトレードマークになって、みんなに覚えてもらいやすくなりました。
ゆるく、気長に、眼鏡と付き合う
ただでさえ家事をしながら一日赤ちゃんと過ごすのはたいへんなことです。それに加えて「眼鏡をかけさせる」ミッションが加わるなんて、神はどれほど試練を与えるのか!(←大げさ)
料理してる最中に眼鏡をかけ直させ、料理に戻ったら一瞬でまた外されたりすると、もうストレスMAXです!
子育てにはストレスを溜めることが一番よくないと思うので、そういう時は無理に眼鏡をかけさせるのは止めました。
それでも、眼鏡をかけるようになって2ヶ月後の視力検査で、だいぶ視力の改善がみられました!
年齢が上がるとまた違うのでしょうけど、赤ちゃん期は絶対に眼鏡をかけさせる!と気張らず、ゆるめでもいいのかな?と思います。眼鏡をかけられるだけかけた方がいいのはもちろんでしょうけど。
ストレスを溜めない程度に眼鏡をかけさせ、ゆるく、気長に、これからもがんばろうと思います。