※この記事は昨年発売の2017年1月号について書いています。最新の2018年1月号については以下の記事をご覧ください。
「LDK」という雑誌を知っていますか?
「テストする女性誌」がキャッチコピーな通り、誌面でひたすら商品チェックをしてその結果を紹介している雑誌。ここ数年、部数が倍増しているそうです。
2017年1月号は年末特大号ということで、今年反響の高かったテストの総まとめ的な内容になっていました。
この「LDK」を初めて読んでみたのですが、想像以上にスゴい内容でした!
どこがどうスゴかったか、これから紹介していきたいと思います。
今年よかったものランキング、まず最初は・・・
雑誌でこの手の特集があると、まず最初に取り上げられるのは「流行りのロボット掃除機」だったり、「自慢できるお洒落な家電」だったりするじゃないですか。
ところがどっこい、LDKが特集のまず最初に選んだアイテムはなんと、
洗濯用洗剤!って夢が無さすぎ・・・。
しかし、主婦が毎日必ず使うアイテムである洗濯用洗剤こそ、特集の一発目を飾るにふさわしい、と考えたLDK。この雑誌のスゴさがまずここでわかりました。
ちなみにランキング内容はというと、
洗濯用洗剤
洗濯用洗剤の1位はアタック高浸透リセットパワーでした。
汚れた布のサンプルを使って洗剤33製品で洗い、洗浄力、コストパフォーマンス、消臭力を比較しテストしたそうです。ちなみに、
- 2位:フレグランスニュービーズ
- 3位:部屋干しトップ 除菌EX
と、上位3位は全部粉末洗剤でした。粉末洗剤って汚れが落ちるイメージなかったけど、そうなんですね・・・。
ちなみに33位まで順位が発表されています。テストする女性誌、ガチですね。
アロマ柔軟剤
2位のハミングネオと大きく差をつけ商品テストバツグンの成績だったのがソフラン。香りの持ち、消臭効果が最高だそうです。
オールインワンジェル
テストした商品の中で唯一、「化粧水」「クリーム」「美容液」のすべての機能を備え、有効成分もプロから高い評価を受けたそう。オールインワンゲルって使ったことないから、これは安いし試しに使ってみたいかも。
BB&CCクリーム
適度なカバー力で気になるシミだけを自然に隠しつつ、皮脂崩れしにくいそうです。
食器用洗剤
手肌ケアタイプで低刺激なのに洗浄力も高いということで1位。
他のジャンルについてはは本誌をお読みくださいね。
美容・コスメのテスト方法が怖い!
「本気の落ちないコスメ」を決める特集で、
- アイブロウ⇒顔面シャワー浴びまくり
- 化粧下地⇒室温50度の部屋で汗かきまくり
- 口紅⇒チキン食べまくり
こんな風にテストをして商品の効果を測定していました。ご苦労様です…。
他にもチークやアイシャドウなどの商品テストもありましたが、「自然な血色感」「上品なラメ」ってこれ結局主観だよね、メイク物ってテストに向かないかもって思いました。
がっかりアワードが容赦ない
1年間のテストで残念だった商品を紹介するコーナー。容赦ないです。
ワースト1位に選ばれたのは、洗濯洗剤の「ボールド」と「アリエールジェルボール」でした。しかも「ボールド」に至っては過去4回の洗浄力テストでずっと最下位に近い順位、と過去のデータまで持ち出して追い打ち!
私は「アリエールジェルボール」を使っていますが、愛用している製品がけなされてちょっとがっかり気分…。でもいいんだ!私はポンと放り込めるお手軽感を重視しているから。いくら洗浄力が高くても粉が飛び散る粉洗剤には戻りたくない!
がっかりアワードは日用品やインテリアまでジャンルを広げて26位までありましたので、気になる方は本誌をどうぞ。
商品に求めるものは効果だけなの?
雑誌LDKのスゴさを紹介しました。実際に商品テストをして徹底的に比較したり、容赦なく悪い製品を指摘したり、今までにない雑誌です。普通雑誌って、悪いことを書きませんものね(広告費を貰っているから)。
ただ、特に化粧品や日用品に求めるものって、それだけなのかな?って思います。
パッケージがかわいいとか、憧れの人が使ってるからとか、そういう商品そのものの価値に加えて、持ってることに優越感がある、明るい未来が想像できる、そんな付加価値の方がより重要なのではないかと思いました。
だって私、「夫が西島秀俊」という妄想ができるってだけで、次に買うのは絶対にパナソニックの冷蔵庫!って決めてるんですもの。
雑誌のテストもしてほしい
そしてこの雑誌「LDK」、
- 写真と文章がごちゃごちゃして読みにくい
- 見出しと文章が離れていてどこから読んだらいいかわからない
- 自画自賛記事、内輪ウケ記事が多い
と私は思いました(エラソーにすみませんっ)。一度「女性誌の読みやすさテスト」もしてもらいたいです!